業界用語辞典

フジテレビファンクラブ会報誌『Abia-do』vol.8〜15より引用

報道局の業界用語

単つき
突発の事件事故などでカメラクルーが現場に向かう際、取材したVTRのテープを本社などにいち早く持ち帰るために単車(バイク)を同行すること。
とはもの
「商工ローンとは・・・」、「オウム事件とは・・・」というように事件や事故の内容をコンパクトにまとめたVTRのこと。
ぶら下がり
取材対象者に数人の記者がマイクを向けて、その発言をカメラで撮影すること。一人の人間に数人がぶら下がるようにしてインタビューを撮るため、こう呼ぶようになった。
窓際
報道局幹部のこと。デスクが窓際にあるため、報道局員の間ではこう呼ばれている。お台場移転前の河田町時代は、報道局に窓がなかったため、壁際と呼ばれていた。

技術局の業界用語

チョイ待ち
放送事故などで本放送すべき映像が出せない時、やむ得ず出す「しばらくお待ちください」というテロップのこと。送出マスターというものにこのボタンがついている。
デゾる
映像を切り替える際にもとの映像に次の映像が重なり合うように切り替えること。オーバーラップともいう。
どんでんに入る
スタジオにはタレントがいる「セット裏」と、機材・スタッフのいる「見切れ側」がある。カメラがセット側に入り、通常入らない見切れ側をバックに撮影すること。ドラマでは美術のセット直しなどが必要となり、時間がかかるためいやがられることが多い。

スポーツ部の業界用語

ダーター
タダ、無料のこと。
テッペン
24時のこと
バミリ
ビニールテープなどで出演者、机、イスなどの立ち位置、置き位置にマークをつける行為。またはそのマーク自体のこと。
ワイプで抜く
テレビ画面の右下などに、小さくゲストの表情などを入れること。
わらう
モノを片づける、または移動させてどかすこと。

美術部の業界用語

殺す
ロープで吊るしたものを上げ下げして、位置を固定させる。
消え物
消耗品一般のこと。壊す目的の小道具から燃えるもの(ローソクなど)、料理などの生ものを含む。
ばらす
番組終了後、道具を解体すること。
飾り
大道具、小道具をプラン道りに組み立て、配置すること。
汚し
生活感を出すために、部屋を飾ったり壁に年数を感じさせたりする行為。
バカ棒
長さの決まった物差し代わりの角材。
ダメ台
規格サイズでないセットを建てるときに使う平台(セットのベースになる台)。
飛ばす
背景やカーテンなどの大道具をスタジオ上部の空間や舞台のフライズに吊り上げること。

広報の業界用語

呼込み
媒体(雑誌や新聞など)記者さんたちに集まってもらい、番組情報をリリースすること。
送り
番組の宣伝原稿や写真を、新聞社などに配信すること。
目線
ドラマの制作発表などの際、出演者の視線がカメラに合うように、順番にカメラのほうに向いてもらうこと。
囲み
制作発表のあと、出演者を取材陣が取り囲みインタビューすること。
ジョン
おなじみのテレビ情報誌『ザ・テレビジョン』の略称

ドラマ班(第一制作部)の

スタンド・イン
スタンバイの間、役者の代わりに照明などの仕込みの指標として立つこと。
ぬすむ
撮影時、例えば足場が悪いなど様々な理由で、本来の予定の場所でないところで芝居すること。
先発
撮影本番前の移動とは別に、役者のスタンバイや撮影現場の美術などの設営、車輌の駐車場所確保のために先に動くこと。
バレ飯
特にスタジオでの撮影の際、昼食や夕食をロケ弁当ではなく、各自がそれぞれに食事をとりに外に出ること。
つながる
日付をまたがっても帰れずに、仕事を続けなければならない状況のこと。
つなぎ
撮影終了時間が夕食時にかかりそうな時、もしくは少しオーバーしそうな時に出す食事。

営業企画部の業界用語

大至急
特に急いでない場合でも、大げさに言ってびびらせる、つまり早目にねってこと。もちろんびびらせる相手は、クライアント様ではない。類語に「至急」「なるはや」などがある。
逆に・・・
逆でもない場合もちゅうちょせず使う。話のイニシアティブを一気に自分にひきよせることができる。多用しすぎて、ひんしゅくを買う場合も。
インフォーマル
インフォーメーションとコマーシャルの合体語。スポンサーの情報をフジテレビが15秒、30秒のCMのような形式で製作し、放送するもの。突撃レポートのようなインパクトのあるものもある。
シェア
市場占有率。広告代理店のD社の好きな言葉。
インセンティブ
普通には売れないのでプラスオン的なサービスでもつけましょか、ということ。この言葉を使うと企画書も格好よくなる。
先方決定です
先方はやる気マンマン。でも条件が合わない・・・!?
イベントにトップスポンサーがつくこと。スポンサー名がタイトル上に冠のようにのることからくる名称。
逆L
平日の深夜と土日にCMをオンエアすること。自局の1週間番組表(左から月曜、火曜・・・と並んでいる)でオンエアする番組帯をつなぐと、逆Lの形になることからこう呼ぶ。
ササる
グサッとくること。ツボに入ること。いい意味で使用する。
マルムシ
まったく無視すること。
はこ
編集室や、イベント会場のこと。
逆パブ
良かれと思ってしたことが、逆効果になってしまうこと。
マドシネ
広告用の映画フィルム(予告編)のようなもの。
出稿・純稿
提供をしてもらうこと。そのうちの純粋な広告が純稿。

バラエティ班(第二制作部)の業界用語

どんでん
バラエティ番組などで使うパネルを回転させて、表から裏にひっくり返すこと。例えば、表が質問で裏が答えのパネルなど。
人形
大きなパネルなどを支えるつっかえ棒。セットが倒れないよう後ろ側に付けてある。
わらう
かたづける。どけること。
すし
明日が収録日なのに、ゲストがまだ決まっていないこと。以前、ゲストをブッキングできなかったADが、他のスタッフにおわびとして寿司をおごったことに由来する。
ジャンクション
オンエアされる直前に、番組の告知を放送すること。ちなみに『いいとも!』の場合は、正午少し前に15秒間、生で放送している。
前説・中説・後説
ADや若手芸人が、番組を盛り上げるために、観客に拍手の練習や声のかけ方などを楽しく説明すること。『いいとも!』では、タモリさんをはじめとするレギュラー陣全員で後説を行っている。
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